お客さまの声:横浜市保土ヶ谷区 O様「候補地視察で描いてもらったラフプランが決め手に。」

Interview

2022.09.07

—— ハウスメーカーでも建築事務所でも、家づくりを考える時は「まず土地を見つけなければ」と思いがちですが、リツデザインでは「土地探しの段階から建築家を使ってほしい」と言います。それは一体なぜなのか? 候補地でどんなことを体験したのか、お話いただきました。

先に家を建てた会社の先輩からのアドバイスは
「また家づくりができるなら、次は建築家にお願いする」

—— Oさんの家づくりは何からスタートしましたか?

O様(施主) まずは都内の新築マンション探しから始めました。私たちの予算からすると、都内のマンションだと70平米くらい。でも、将来家族4人で住むことを想定すると狭いなあと。金額と広さが見合っていないと感じました。建売りも見ました。でも、せっかくお金を出しているのに、決まった部材の組み合わせでつくる建売り住宅では、賃貸を変わらないのではと思い悩みました。

—— そんな中で、どういった経緯でリツデザインにたどり着いたのでしょうか?

O様 会社の先輩が家を建てたというので話を聞いたところ、「自分はハウスメーカーで建てたけど、また家づくりができるなら、次は建築家にお願いするかな〜」と言ったんです。予算は多少上がっても、自分が住みたい家を叶えるには建築家と自由設計をするべきだと、考えるようになりました。建築家とのマッチングサイト「Houzz(ハウズ)」で調べて、リツデザインさんにたどり着きました。アドバイスをくれた先輩もHouzzで調べてくれて「この建築家さん、いんじゃない?」と探してくれたのが、なんとリツデザインさんだったんです。

吉田(リツデザイン代表) そんな偶然があったのですね。嬉しいですね(照)。

候補地を建築家と不動産会社と一緒に見て回る

心強い“建築家同行”の土地探し

O様 土地も持っていない状態でしたが、まずはお話をうかがってみようと思い、リツデザインさんの事務所をたずねました。

吉田 その選択はむしろ有り難かったです。土地探しから建築家がご一緒できるメリットはたくさんあって、土地を一緒に探せるのは嬉しいことなんです。

O様 そうなんですね。住宅展示場では「土地はまだないんです…。」と言うと難色を示されたので、吉田さんから「一緒に探します。」と言ってもらえた時はとても心強かったです。

—— 土地探し前に相談するメリットとは、例えばどんなことがありますか?

吉田 メリットのひとつとして、その土地の周辺環境などを専門家目線で読み取ることができます。お施主様が希望される、例えば「外光が溢れるリビング」とか「プライバシーが確保できる庭」が、果たしてこの土地で叶うのか、その場でアイデア出しやアドバイスが可能になります。

O様 たしかに、素人では区画整備された四角い土地が一番いいのかな、なんて漠然と想像するだけですね。

吉田 他にも、地盤改良や給排水設備の工事などが必要になってくる土地もあり、追加費用が土地を買ったあとで判明…なんてこともよくありますが、専門家がいればその費用を予想して事前にお伝えすることもできます。

旗竿地でも設計プラン次第で良い土地に生まれ変わる

候補地視察時に描かれたラフプランが決め手

吉田 ここの土地は、O様と吉田とパートナー不動産会社のフリーリーデザインボックスさんの三者で視察しましたね。

O様 道路から見て手前側と奥側に区画分割されていて、道路に面した手前の土地の方が希望だったのですが、そこは既に購入済みで。奥側になる旗竿地を買うか買わないかという選択肢でした。

—— 建築家との土地探し、ここからが最大のメリットですね。

O様 吉田さんが土地に立って、その場でサササーっとラフプランを描いてくれたんです!「ここは住居専用地域で、あそこの隣家は新しいからこれ以上ものが建たないでしょうし、あそこの隣家は古いので建て直すことはあると思いますが、日射の角度を考えればリビングは1階でも充分陽が入ります。」とアドバイスいただきました。

吉田 そうですね、O様は「リビングは1階がいい!」というご要望があったので、まずはそれが叶うのか見ました。

O様 このラフプランを見て、自分たちの暮らしのイメージがすごく湧いてきて、安心してこの土地の購入を決めることができました。

決め手となった、土地購入前のラフプラン

O様 土地の候補としては、こことは別に、きれいな正方形型の土地というのもあったのですが、吉田さんに「ここは北側の立地上、リビングを2階にしないと陽が入らないので、Oさんのご希望の1階リビングが叶わないですね」と専門家目線での意見をいただけたので購入には至りませんでした。自分たちだけで土地を探していたら、全然違う土地を購入して後悔が残ったと思っています。

吉田 建築家が土地のポテンシャルを見極め、それをお施主様が納得の上で土地をご購入いただく。とてもいい流れだと思っています。不動産会社であるフリーリーデザインボックスさんが、『建築家と土地探しからの家づくり』という新しい発想をカタチにし、想いを共にしているから出来ることなんだと思っています。

天窓から入る陽の光りが家中を照らし、旗竿地なのに昼間は照明が入らないほど

転ばぬ先の資金計画

O様 資金計画は、フリーリーデザインボックスさんにも加わっていただきました。

吉田 フリーリーデザインボックスさんは、なんと、仲介手数料の中で資金計画や全工程のフォローをしてくれるんですよね。

O様 リツデザインさんとフリーリーデザインボックスさんのタッグは、もう本当に心強かったです!お二方のそれぞれ収入となる<土地代>と<建物代>って相反するように思いますが、そこをお二方が共に、私たちの叶えたい家と暮らしを一番に考えてくださるんですから。

吉田 そう言っていただけて、有り難いです。

O様 資金計画でいえば、諸費用というものが全体予算の10%くらい掛かるということも教えていただくまで知りませんでした。仮に建売り5,000万円で買うと考えていても、最終には5,500万円かかってしまったということになるんですから、必要な項目を知っているのと知らないのでは雲泥の差ですよね。土地探しの段階から資金計画をしてもらえたのは本当に心強く安心でした。

—— 当初は5,000万円ぐらいでマンションや建売りを探し始めていたOさん、最終的にはどのような予算配分になったのでしょうか?

O様 最初は、土地約3,000万+建築設計約2,000万+諸費用約500万という配分で土地を探し始めました。

吉田 最初は駅近で土地探しを始めましたが、なかなか良い物件と巡り合えずで。そこでバス移動の立地も視野に入れることにしましたね。そうすると、土地の価格はグンと下がって、土地約2,000万+建築設計約3,000万という配分も考えられ、建築設計で出来ることの幅がグンっと広がりました。

O様 土地代が安く抑えられることで、家づくりでやりたいことが増えることになり、結果的にいい判断ができたと思っています。

想いが叶った最高品質のオーダーキッチン

O様 こだわりのキッチンにする!それは最初からブレない想いでした。

吉田 オーダーキッチンのショールームに一緒に行って、天板と扉の組み合わせやカラーなど、厳選しましたね。

O様 この一面セラミックの天板は最高に気に入っています。これはさすがに予算を圧迫したので、吉田さんには尽力いただき、「他で削りましょう」と、トイレや玄関の部材の見直しをしていただきました。

吉田 資金計画を何度も見直すことで、ご納得のカタチになりましたね。

O様 結局かかった費用は少々増えましたが、納得の出来栄えで大満足です。もう何も後悔していません!

こだわりのYAJIMAペニンシュラキッチン